函館ツアー

2009年10月23日(金)〜26日(月)

とうとうヨランタさんと娘のナラさんが、七飯にやって来た。

まずは、24日午前にみんなでジャガイモ料理講習会。
午後は、ヨランタ・トークと称してヨランタさんの講演。
25日午前は、お琴のミニコンサート。
午後は、みんなでおもちゃを作って遊ぼう。
と、目白押しの企画に取り組んだ。

その中でやはり一番印象に残ったのは、ヨランタさんの講演であった。
テーマは、Encouragement:Promoting the Social Interest.
総会で話してもらった話だけど、とてもいい話だったので、
七飯の皆さんにもシェアしたくて、話してもらった。
幸い、総会の時に使った英語の原稿と
アドラー仲間の井原文子さんの翻訳をいただいていたので、
それを使って通訳のまねごとをした。

そのあとの質疑応答。結構質問があった。
質問を英語に訳して、今度はヨランタさんの話を日本語に訳して、
まるで本物の通訳のようだった。
自分でも驚いているのだが、なぜかそれができるのだ。

もう一人、英語の分かる人がいて、
一緒に考えながら通訳したということもある。
でも、なにより、ヨランタさんの英語がわかりやすいということがある。
一回で聞き取れないと、繰り返してくれたり、言い換えてくれたりする。
こちらの半端な英語も一生懸命聞きとってくれようとする。
本当にヨランタさんは根気強い。

まさに、講演の中でしゃべっていることをそのまま実践している感じ。
I’d love to encourage you to be courageous and confident,
to get in touch with people from other cultures.
(私は、あなた方を心からエンカレッジします。
あなたがたが勇気と自信を持って、他の文化の人たちと触れ合えるように。)

彼女を見ていると、彼女の行動そのものがアドレリアンだという感じがする。
質疑応答の中でも言ってたが、
「子どもたちは私たちをモデルにして学ぶ、
何を言ったかということより、何をしたかから学ぶ。」
彼女は、まさにそれを日々実践している。

私たちは、彼女の生き方そのものから学ぶべきだと思った。

高柳滋治