東京ツアー

丸尾明美

<<10月31日(金)>>

11時半ごろに東京駅で待ち合わせをして、セミナー会場へ。

新大阪からの長旅からいきなりセミナー会場移動でしたが、会場の中のコーヒーショップでのんびりと1時間くらいサンドウィッチをつまんだりしながら一息つきました。ナラは「バナナジュース」初体験で、「バナナジュース?」と不思議がっていましたが、かなり気に入った様子でした(笑)。

講演会では、最初に皆さんで「英語でフルーツバスケット!」のゲームを楽しみ、急遽入れることをお願いした高知での講演「勇気づけについて」を聴かせていただきました。聞いたのが2度目だったという方も結構おられましたが、2度目の方にもさらに気づきを深めていただくように、途中のミニワークを工夫してくださったりして、初めての方はもちろんのこと、2度目の方もまた学びを深めていただいたようです。

その後、ラトビアという国やそこでの生活についてのお話を伺いましたが、綺麗な写真をスライドでたくさん見せていただいたり、日本とは全く違う歴史や文化を持った国のお話に、皆さん興味津々で、質問がたくさん出ました。

そして、近くのレストランに移動し(講演会に参加された方がほとんどディナーにも参加)、お腹いっぱいなるほどのイタリアンを食べながら、講演会の質疑応答の続きをして、ヨランタのラトビアでの生活やお仕事について、いろいろ話していただきました。

<<11月1日〜3日午前>>

幕張での練成講座に参加。

<<11月3日(火・祝)午後>>

午後から半日観光ということで、東京・両国国技館の隣にある「江戸東京博物館」へ行きました。ナラは3日の午前中は、角田さんの娘さんと二人で東京駅近くの大きな本屋「丸善」に行き、英語で書かれたアニメ関連の本がないかと探してみたりアニメキャラクターショップが何件かある場所でお買い物をしたりしていました。「アニメおたく」とかいう本を買ったとのこと。1時半くらいに、ヨランタとナラは合流して、博物館へ。

江戸時代、明治〜昭和時代の展示がいろいろあって、ヨランタは写真を取りまくっていました。甲冑や刀、大名駕籠、昔の町並みのミニチュア展示など、興味深げに見ていました。

広い博物館の中をいっぱい歩いてさすがにお疲れのようだったので、その日は皆さんでのディナーなしで解散しました。

<<11月4日(水)>>

朝、9時半に銀座の歌舞伎座前に集合。前日かなりお疲れだったのでは?と思いましたが、歌舞伎をとても楽しみにされていたようで、テンションは高そうでした。

約1時間並びましたが、おかげで「一幕見席」の中でも、まあ良い席をゲットでき歌舞伎見物を。今月の演目は、なんとあの「忠臣蔵」。通し狂言なので朝から夜までかけて、討ち入りまでやるのですが、この日は他の予定もあり、「殿中でござる!」のシーンまでで終わりにして歌舞伎座を後に。ストーリーがわかっている私たち日本人にとっては、「これからがいいとこなのに」というところでしたが、それでも歌舞伎を楽しみにしていたヨランタとナラは大満足だったようです。英語のイヤホンガイドもありましたが、「いらない」とあえて日本語のまま観劇されていました。席取りで待っている間に、劇のストーリーを英語で書いてあるものをじっくりと読んでいて、大体の筋が入っていたせいか、「大丈夫?お芝居見てて、わかった?」と聞いたら、「大体わかったよ」というお答え。ヨランタは、お仕事でもお芝居には関わりがあるようで、特に興味を持って見ていたようです。その日何度も「歌舞伎は良かった」と言っていました。

銀座から「根津」に移動して、根津神社に参拝。その後、東京の中でも少し昔の風情を残す町並みを歩いてみようと、谷中散策へ。途中、大好きな「餡子」の入った「昭和焼き」なるもの(今川焼きのちっちゃめな感じのもの)を買い食いして、古いお家を見つけては写真をとったり、道端の猫を見つけては写真をとったり、谷中商店街では、いくつかのお店で、おみやげになるような和風の小物などをいろいろ見て楽しんでいました。

そして、ナラお待ちかねの「秋葉原」へ! 秋葉原の駅を出たところあたりから、ナラのテンションはぐんぐん上がり、ビル1つが、ぜ〜んぶアニメ・マンガ関連商品というところに行ったところで最高潮に! どれを買ったらいいか〜〜〜〜と悩みに悩んで、いくつかのグッズを選んで買っていました。「黒執事」というアニメが一番のお気に入りのようです。(オバさんたちには、どういうアニメなのかよくわかりません(涙))

驚いたのは、アニメにそれほど興味はないのかな?と思っていたヨランタがあるアニメの原画本(それも3000円くらいするもの)を購入したことです。ナラと一緒にいろいろな商品を見ていて、「これはどういうアニメ?」と聞くので、「私は知らないアニメだけど、どうも歴史モノの話が原作になっているみたいだね」と伝えたところ、急に興味を示し、そのアニメの「Art Bookは無いかな?」と聞かれたので、お店の人に聞くと、見つけてくれた原画本を見て「買う!」と即決。「薄桜鬼(はくおうき)」という新撰組のお話に関連したアニメのようです。「絵が素敵」ということと「歴史モノなら、着物着てるようなキャラクターが出ているんでしょ?」と。想像するに、どうも歌舞伎の影響で、着物などにも興味が出たようです。

さらに、秋葉原の仕上げは、なんと「メイド喫茶」!! 残念ながら、ここでご一緒できずにお別れしてしまった私は、その怪しい「メイド喫茶」の中で何が起こっていたのかわかりません。ただ、後で、「ナラが大満足だった!」というご報告を聞いております。どんな様子だったのか、ご一緒された方に、ぜひその様子をアップしていただけたらと思います〜。

<<11月5日(木)>>

この日は、角田さん、木内さんと一緒に「国立博物館」へ。日本の「宝物」や「刀」などを見たりして、これまた大満足だったとのこと。詳しくは、角田さんからのご報告を以下に添付します。



今日の国立博物館は大正解でした。刀も30本くらいはあったし、着物、書、日本画、土偶、装飾品、鎧・かぶと、仏像などなど、縄文時代から江戸時代くらいまでの日本のものがぎっしりでした。木内さんと、教科書でしか見たことのなかった土偶や銅鐸などなどを前に、結構感動しました。

行ったことのない方は、日本人でもぜひおすすめです。裏のお庭も公開されていて、茶室などもあって、とてもよかったです。外人が多くて、なるほどね、というかんじでした。

ヨランタは、山ほど写真を撮っていました。で、ミュージアムショップであれこれお 買いものをして、はにわのペンダントを購入し、とても満足そうでした。日本の伝統的なデザインというのがやっとみつかったと言っていました(は〜い、と手をあげている素朴な顔の埴輪で、う〜ん、こういうのを日本ぽいデザインというんだろうか??とは思いましたが)



長くなりましたが、ご報告は以上です。

最後に、ヨランタ、ナラとご一緒できて楽しかったです。ラトビアという、これまで全く知らなかった国についていろいろ聞かせていただくことであらためて日本という国や、そこで生きる自分について、深く考えさせられました。ヨランタが講演で言っていた “In similarities we connect, in differences we grow.”この言葉を実感した日々でした。

精神的にも体力的にも、きっとかなりお疲れだったと思いますが、私たちには嫌な顔ひとつ見せず、いつも笑顔でご一緒する私たちに"Thank you very much!"を何度も何度も言ってくださったヨランタとナラに、私もThank you for coming to see us!をお伝えしたいです。ありがとうございました。